「35坪で、結局いくら必要なのか」
「積水ハウスで35坪の家を建てたら、結局いくら必要なのか」。展示場では坪単価の話をされるものの、総額が見えず不安になる人は少なくありません。
多くの場合、その不安は「坪単価=支払総額」という誤解から生まれます。
🔵 この記事の結論
35坪・坪単価100万円の場合、建物総額は4,500〜5,000万円前後(土地代別)を想定しておくと、大きなズレは起きにくいです。
坪単価で計算した「3,500万円」で終わらない——ここを理解しておくことが第一歩です。
なぜ「35坪」が一つの基準になるのか
35坪前後は、4人家族・2階建て(総二階)・LDK20帖前後といった、日本の注文住宅で最も採用されやすいサイズです。
予算・広さ・将来性のバランスが取りやすく、検討の起点にしやすいラインと言えます。だからこそ「35坪でいくらか」を押さえておくと、自分の希望サイズの見当もつけやすくなります。
坪単価100万円でも、35坪=3,500万円で終わらない理由
ここで多くの人がつまずきます。注文住宅の費用は、3つの層で成り立っています。
| 区分 | 中身 | 目安 |
|---|---|---|
| 本体工事費 | 坪単価で語られる部分 | 総額の約70〜80% |
| 付帯工事費 | 地盤改良・外構・給排水など | 総額の約15〜20% |
| 諸費用 | 登記・ローン手数料・保険など | 約5〜10% |
つまり、坪単価100万円が指すのは総額の7〜8割にすぎません。残りの付帯工事費と諸費用を足して、初めて「住み始められる金額」になります。
【シミュレーション】積水ハウス35坪の総額目安
・坪数:35坪
・坪単価(本体):100万円
・ZEH水準・一般的な設備仕様
| 項目 | 金額目安 |
|---|---|
| 本体工事費 | 約3,500万円 |
| 付帯工事費 | 約700〜900万円 |
| 諸費用 | 約300〜500万円 |
| 建物総額 | 約4,500〜5,000万円 |
※土地代・地盤状況・外構の作り込み度合いにより上下します。本体価格の1.3〜1.4倍程度が目安です。
⚠️ そして、これは土地代を含みません
土地を購入する場合は、この総額に土地代が上乗せされます。土地の相場は地域差が非常に大きいため、必ず「建物総額+土地代」で資金計画を立ててください。
なぜ人によって「500万円以上の差」が出るのか
同じ35坪でも、総額に差が出る理由は明確です。
① 家の形状(凹凸が多いか)
凹凸が増えるほど、外壁面積・基礎・屋根が増え、コストが上がります。総二階が、最もコスト効率の良い形です。
② 外壁・屋根の選択
ベルバーンなどの高耐久外壁を選ぶと初期費用は上がりますが、長期メンテナンス費用は下がる傾向があります。初期費用と将来費用、どちらで見るかで評価が変わります。
③ 設備グレードの積み重ね
キッチン・浴室・床材など、一つひとつは小さく見えても、積み重なると数百万円単位になります。この積み上げが、総額の差として最も出やすい部分です。
「35坪で5,000万円」は高いのか
結論から言うと、高いかどうかは比較軸次第です。
✅ 同価格帯の大手ハウスメーカーと比べれば、標準的
✅ 長期保証・品質管理まで含めて見ると、割高とは言い切れない
異なる価格帯の住宅を同じ「住居費」として並べると、判断を誤ります。比較するなら、同じ価格帯・同じ性能水準で。
35坪で予算を抑えたいなら、どこを調整すべきか
重要なのは、後から変えられるかどうかです。
削るべきでない部分
⚠️ 構造・耐震・断熱
⚠️ 間取りの骨格
⚠️ 外壁・屋根など寿命に直結する部分
調整しやすい部分
✅ 内装の装飾グレード
✅ 設備の最上位仕様
✅ 外構(後施工・外注が可能)
「一生変えられない部分」にお金を使い、「後で変えられる部分」は抑える。これは積水ハウスに限らず、注文住宅全体の鉄則です。
まとめ|「総額」と「長期視点」で判断する
- 35坪は、積水ハウスで最も現実的な検討サイズ
- 坪単価100万円でも、建物総額は約4,500〜5,000万円(本体の1.3〜1.4倍・土地代別)
- 差が出る原因は形状・仕様・設備の選び方
- 坪単価ではなく「総額」と「長期視点」で判断する
あなたが本当に知りたいのは、「35坪でいくらか」ではなく、「その金額で納得できる価値があるか」ではないでしょうか。
最後に:総額を出してもらう前に
🙏 正直に書いておきます
私は積水ハウスの家に20年住んでいますが、建てたのではなく中古で買った人間です。総額の見積もりを取ったことも、資金計画を立てたこともありません。
この記事の数字は、公開情報と、実際に建てた方々の声を整理したものです。私の武勇伝は入っていません。
その上で、総額の話に一つだけ付け加えます。
この記事で出した「本体の1.3〜1.4倍」という総額は、あくまで一般的な目安です。実際の数字は、プランと土地の状態が決まらないと出てきません。そして、その"実際の数字"を、どれだけ正確に早く出してもらえるかは、担当者次第です。
提案の引き出しが多い担当者は、概算の段階でも精度の高い総額を示してくれます。そうでない担当者は、打ち合わせが進むたびに数字が膨らむ。そしてその担当者は、展示場でアンケートに記入した瞬間に決まります。
積水ハウスには、既存オーナーからの紹介で検討を始めるルートがあります。
⚠️ 紹介ルートについて、正確にお伝えします
積水ハウスに「公式の紹介割引制度」は存在しません。オーナーと担当者の信頼関係をベースにした仕組みであり、「必ず適用される」ものでも「必ず割引される」ものでもありません。条件は地域・建物・時期によって変わります。
また、紹介ルートを使っても、積水ハウスの店長が担当営業になるわけではありません。
そしてこのルートは、積水ハウスと接点を持つ前でなければ使えません。展示場でアンケートに記入した後では、原則さかのぼれません。
ご案内している相談先は、積水ハウスで実際に自宅を建て、すでに入居されている施主・北川さん(リバティアース)です。35坪クラスの総額を、実際に通り抜けてきた方なので、私よりはるかに具体的な話ができます。
→ 積水ハウスの紹介ルートとは?仕組み・割引の実態・使うべき人の判断基準
すでに展示場に行かれている方へ。このルートは、もう使えません。
その代わり、「本体・付帯・諸費用、全部込みでいくらか」を担当者に聞いてください。この記事の内訳表を持って質問すれば、抜け漏れなく総額が見えます。それで十分に戦えます。
展示場に行く前の方だけが選べます
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