「どっちが優れているか」を探すと、判断を誤ります
「積水ハウスなら、シャーウッドとイズ、どっちがいいのか」——検討を始めると、多くの人がここで立ち止まります。
🔵 この記事の結論
・基本性能に、大きな差はありません。断熱等級も、耐震性能も、長期保証も。
・分かれるのは「設計思想」です。そして価格差も、構造ではなく設計から生まれます。
違いは「構造」ではなく、何か
一般的には、シャーウッド=木造/イズ=鉄骨という構造の違いが強調されがちです。
しかし実際に後悔につながる差は、構造そのものより、設計の方向性にあります。
✅ 断熱等級
✅ 耐震性能
✅ 長期保証
「木造だから劣る」「鉄骨だから高性能」——そういう単純な比較ではありません。
【本題】設計思想の違い
シャーウッド(木造)が選ばれやすい人
✅ 室内の落ち着きや温かみを大切にしたい
✅ 外壁「ベルバーン」に魅力を感じる
設計面では、開口部が比較的コンパクトで、壁量を確保しやすいという特徴があります。結果として、体感的に落ち着いた空間になりやすい傾向があります。
イズ(鉄骨)が選ばれやすい人
✅ 天井の高いLDKを実現したい
✅ デザイン性を優先したい
鉄骨構造の強みは柱の少なさです。積水ハウスの鉄骨住宅では、柱の少ない大空間(ファミリースイート等)を実現できるとされています。視線が抜ける開放的な空間が作りやすいのが特徴です。
⚠️ ただし、この開放感には代償があります
窓が大きいほど、熱の出入りは増える。空間が広いほど、空調効率は下がる。
これは物理の話であり、メーカーの優劣とは関係ありません。
開放感を選ぶなら、断熱グレードもセットで考える必要があります。
【重要】価格差の正体
「鉄骨のほうが高い」というイメージを持つ人もいます。結論から言うと、この理解は半分正しく、半分間違っています。
構造そのものの価格差は、大きくない
シャーウッドとイズで、同じような設計をした場合、坪単価に決定的な差は出にくいとされています。どちらも積水ハウスの主力商品であり、価格帯として大きく離れているわけではありません。
ではなぜ「鉄骨は高い」と言われるのか
・吹き抜けを入れる
・大開口サッシを入れる
・天井高を上げる
これらは全部、追加コストです。
つまり「鉄骨だから高い」のではなく、「鉄骨を選ぶ人が高くなる設計を選ぶ」——これが実態です。
逆に言えば、鉄骨でも設計をシンプルにすれば、価格は抑えられます。そして木造でも、大開口や吹き抜けを詰め込めば、当然高くなります。
価格を決めるのは、構造ではなく「どんな空間を作るか」です。
後悔しやすい選び方の共通点
シャーウッド・イズ、どちらを選んでも、後悔につながりやすい選び方には共通点があります。
⚠️ 暮らし方より見た目を優先する
⚠️ 将来の冷暖房費を考慮していない
「開放感が気持ちいいから」という理由だけでイズを選ぶと、住み始めてから寒さや光熱費でギャップを感じる人もいます。
逆に、雰囲気だけでシャーウッドを選び、「もっと開放感が欲しかった」と感じるケースもあります。
まとめ|判断基準はシンプルです
✅ 開放感・デザイン性・大空間を重視 → イズ
- 基本性能に大差はない。構造の優劣ではなく、暮らし方との相性で選ぶ
- 価格差は構造ではなく設計から生まれる。吹き抜け・大開口・天井高が効く
- 大空間を選ぶなら、断熱グレードもセットで考える
後悔を防ぐために大切なのは、「どちらがすごいか」を比べることではありません。
「自分たちが毎日どんな空間で暮らしたいのか」を、先に言語化することです。
最後に:この記事を書いている人について
🙏 正直に書いておきます
私は積水ハウスの軽量鉄骨(2005年築)に20年住んでいます。ただし建てたのではなく、中古で買った人間です。シャーウッドとイズを比較検討した経験は、私にはありません。
この記事は、公開情報と、実際に比較検討した方々の声を整理したものです。私の武勇伝は一行も入っていません。
ただ——鉄骨の家に20年住んだ感想なら、一つだけ言えます。
開放感は、慣れます。快適さは、慣れません。
広いリビングも、大きな窓も、住み始めて半年もすれば「当たり前」になります。でも冬の朝、床が冷たいことには、20年経っても慣れませんでした。毎年11月から3月まで、毎朝です。
だから、もしイズの大空間に惹かれているなら——それは素晴らしい選択です。ただ「断熱グレードもセットで上げる」ことだけは、忘れないでください。これは、20年住んでいる人間からの、たった一つのお願いです。
その判断は、担当者によって変わります
「大空間にするなら、断熱もこう上げましょう」——そこまで提案できる担当者と、言われた通りに図面を引く担当者がいます。
そして、その担当者は展示場でアンケートに記入した瞬間に決まります。指名はできず、原則として変更もできません。
積水ハウスには、既存オーナーからの紹介で検討を始めるルートがあります。
⚠️ 紹介ルートについて、正確にお伝えします
積水ハウスに「公式の紹介割引制度」は存在しません。オーナーと担当者の信頼関係をベースにした仕組みであり、「必ず適用される」ものでも「必ず割引される」ものでもありません。条件は地域・建物・時期によって変わります。
また、紹介ルートを使っても、積水ハウスの店長が担当営業になるわけではありません。
そしてこのルートは、積水ハウスと接点を持つ前でなければ使えません。展示場でアンケートに記入した後では、原則さかのぼれません。
ご案内している相談先は、積水ハウスで実際に自宅を建て、すでに入居されている施主・北川さん(リバティアース)です。構造も仕様も、実際に選んできた方です。
→ 積水ハウスの紹介ルートとは?仕組み・割引の実態・使うべき人の判断基準
→ 積水ハウスで家を建てる前に知っておくべき全体像
すでに展示場に行かれている方へ。このルートは、もう使えません。
その代わり、「大空間にするなら、断熱グレードを上げる」——これだけは譲らないでください。それで十分に戦えます。
展示場に行く前の方だけが選べます
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